次女が大好きだった絵本。返却したあとも心に残った理由

子育て日記

「ねえねえお母さん、これ読んでよー。」

何度もそう言って、保育所から借りてきた1冊の絵本を、大切そうに抱えていた次女。
家に帰ると毎日のように開いて、ページをめくって、自分なりにお話をしていました。

でも私はというと、バタバタの毎日。
上の子の宿題を見たり、末っ子のお世話をしたり、夕飯の準備をしたり…。

「今ちょっと待っててね」「あとでね」が口ぐせになっていて、
その“あとで”が、結局来ないまま、返却日が来てしまいました。


朝、次女と夫が本を返すための準備をしている姿を見て

「あ、今日はもう返す日なんだ⋯」と気づきました。

読んでほしかったな~

と、次女は少しだけ沈んだ顔をして、その絵本を鞄にしまいました。
泣いたりはしなかったけれど、なんとも言えない空気が流れて、私の胸がちくりと痛くなりました。

ごめんね、そんなに気に入っていたんだね。

本当は何度でも一緒に読んであげたかったのに。
結局一度も、しっかり読んであげられなかった。

次女の顔を見て、本当に申し訳ない気持ちになりました。


そして返却してからも、私はその絵本のことがずっと気になっていました。

なんていうタイトルだったっけ?何がそんなに彼女の心に響いたんだろう?
どんな物語だったのかな⋯?どこが楽しかったんだろう?

そしているうちに、「この絵本、買ってあげようかな」と思うようになりました。

お気に入りの絵本って、手元にあると嬉しい気持ちになりますよね。

私自身も、紙の本が好きなので、気に入った本は惜しまず買うことにしています。

そして何より、子どもが「好き!」って言った気持ちを、大切にしてあげたい。
「読んで」と言ってくれた気持ちは、ちゃんと受け止めたいなと改めて思いました

あの日の私の“間に合わなかった後悔”が、

次は少しだけ違う行動に変わるといいなと思っています。


追記

ちなみに、そのとき次女が気に入っていた絵本はこちら👇

📗「さるシェフのレストランやさん」
色が鮮やかな本で、さるシェフのつくるオムライスがとっても美味しそうです!
お客さんがいい味出してます。私も改めて次女と読んでみたら、すごく好きになりました。
長女も気に入ったようで、次女と二人でかじりついて読んでいました。
今度は三女に読み聞かせをしてあげたいなと思います。もちろん、長女・次女と一緒に!

出典:『さるシェフのレストランやさん』(ひばさみりさ作/みらいパブリッシング)

そして、この本をきっかけに最近は絵本を手に取る時間が増えてきました。

寝る前やちょっとしたスキマ時間に一緒に読んでいます。

そこで、子ども達のお気に入りの本をいくつか紹介します。ぜひ読んでみてくださいね。

📖「はらぺこあおむし」
絵本の王道!三姉妹ともども大好きな作品です。
あおむしをみつけると「はらぺこあおむしだ~」といって楽しそうです。
出典:『はらぺこあおむし』(エリック・カール 作/偕成社)

📖「ルルちゃんのくつした」
ルルちゃんがなくしたくつしたに、思いを馳せるのがかわいくて大好きです。
母目線からは、短い物語でサッと読みやすいのも◎
出典:『ルルちゃんのくつした』(せなけいこ作/福音館書店)

📖「ながいながいねこのおかあさん」
猫好きな人必見。親子猫の愛情の物語で、読むとほっこりします。次女がいつも寝る前に読んでいる本です。
出典:『ながいながいねこのおかあさん』(文:キューライス、絵:ヒグチユウコ作/白泉社)

ほかにも、まだまだ子どもたちが大好きなおすすめの絵本がたくさんあります。

今後も随時紹介していきますので、お楽しみに!


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