えっ、また同じ服!? さすがに今日はちょっと違う服にしない…?
こんな風に、子どもが毎日同じ服ばかり着たがること、ありませんか?
我が家では、今現在もまさにその状態です!
保育所・小学校に行く娘たちは、ほぼ毎日同じ服(お気に入り)を選んでいます。
親としては、最初はちょっと恥ずかしい気持ちがあり、どうにか違う服を選ばせようと躍起になりました。
しかし、なかなかに手ごわい子どもたちを前にして、結局同じ服を着せることに…。
毎日同じ服でいいんだろうか?なんだかモヤモヤする。
そう感じていても、なんとなくやり過ごすだけの日々を送っていました。
そうして数年の時を経て、今では「まあ、本人がそれでいいならいいや」と思えるようになり、そのまま子どもたちを送り出しています。
ということで今日は、「毎日同じ服」問題に感じたことと、わたしなりにたどり着いた考え方を綴ってみます。
「これがいいの!」好きな服へのこだわりはなぜ?
わが家の娘たちは、お気に入りの服が決まっていて、毎朝その服を高確率で選びます。
保育所も小学校も私服で登園・登校のため、月~金で同じ服であることも。
また、お気に入りが洗濯中だと「まだ乾いてないの!?早く乾かしてよ!怒」なんてこともあります(いや、そんなすぐに乾かすのは無理やて…。)
でも、あまりにもその服にこだわって着る姿を見ていると…
子どもにとっての服とは、自分の「好きな気持ち」を表すものだったり「いつもと同じだと安心する」アイテムなのかも?
という風に、自然と考え始めるようになりました。
気になるのは、誰目線なの?
毎日同じ服だと思われないかな?清潔にしてないと思われたらどうしよう…。
そんなふうに周囲の目が気になっていたのは、実は親の方だけだと気づきました。
だって保育所でも学校でも、「毎日同じじゃ困ります!」なんて言われることもないし、むしろ「今日もかわいい服だね♪お気に入りでいいね!」とお褒めいただいたりするんですよ。
そんな言葉を日々かけていただく中で、な~んだ!私が思っていたことなんて誰もそんなこと思ってないんじゃん!と、気持ちがスッキリしました。
それに、服にこだわるのも成長の一部。
こだわりがあるということは、心が発達している証拠でもあります。 子ども自身が「これが好き!」と自信をもって選んでいるなら、それは誇らしいことなんです。
同じ服でも、子どもがご機嫌ならそれでいいんです。
周囲の評価よりも、子どもの気持ちが落ち着くこと・安心できることを大切にしています。
子ども自身で選択できたことには価値がある
服に限らず、子どもにとって「自分で選んだ」という実感を持つことは、どんな場面でも共通して大事だと思っています。
親や周囲の誰かに決められるのではなく、自分自身が決めた事で「自己決定力」が育ちます。
そしてその力が、日々の積み重ねていくことによって、将来の「選択できる力」「自立する力」になっていきます。
また、これがいい!と言った意見が周囲から認められる事で、「自分の意見が尊重された」と感じ、自己肯定感もあげてくれます。
結論:子どもがそれでいいならそれでOKってこと!
今回は、毎日同じ服を着る子どもたちについて話してきました。
今はこんな風に考えて、毎日子どもたちを見送っています。
でもいずれ大きくなれば「毎日同じ服だね」と、本人に対してお友達や周囲から言われる事もあるかもしれません。
大事なのはその時に「自分はどうしたいか?」 を自分自身で考えて、子どもが自ら行動できることです。毎日服を変えたが良いと思えばそうしたらいいし、周りの声など気にせずに、同じ服で通い続けても全然いいと思っています。
そんな風に考える日が来るまで、我が家では毎日同じ服でもOK!
今、親としてできることは「毎日服を洗濯をして、清潔を保ってあげられるようにする」ことぐらいなんですよね。
今日も「きょうもこのふくがいい!」と元気に登園・登校してくれる娘たちに、「いってらっしゃい」と声をかけたいと思います。